今回は2020年12月現在メインで使用しているランニングシューズである「ALTRA TORIN 4.5PLUSH」を紹介します。
ALTRAとは
ALTRA(アルトラ)はアメリカで誕生したブランドです。僕が購入した「TORIN 4.5 PLUSH」はロードランニングシューズですが、ALTRAは、どちらかといえばトレイルランニングに重きを置いているブランドです。
ALTRAの特徴はなんといってもゼロドロップシューズにこだわっている点です。ゼロドロップシューズとは、前足部と後足部の厚さを同じにすることにより、靴のドロップをなくしたシューズです。ゼロドロップは、通常のシューズに比べ、後足部が削られている構造となるため、ヒールストライク(踵着地)を回避することにつながるとされています。(いわゆるベアフットランニングに近い考え方です。)結果として、自然な体の動きを実現することがALTRAのブランドとしてのコンセプトのようです。
ご興味のある方は、以下公式ホームページにて詳細をご覧ください。
https://altrafootwear.jp/
ただ、自然な体の動きを得るためには、それなりの努力も必要なようで、今までドロップの大きいシューズを履いていた方への注意点も挙げられているので、併せてご覧頂けたらと思います。
https://altrafootwear.jp/basics/transition
ALTRA TORIN 4.5 PLUSHの特徴
僕が購入したALTRA TORIN 4.5 PLUSHの特徴としては以下の点があると考えています。
- ゼロドロップシューズである
- 程よいクッションを感じることができる
- 安定感がある
ゼロドロップシューズである
やはり一番の特徴はゼロドロップである点です。最初は少し違和感を感じますが、何度か走っているうちに足裏全体で着地する感覚がクセになり、段々となじんできています。
程よいクッションを感じることができる
見た目からもわかりますが、このシューズはクッションがしっかりしています。言葉で表現することは難しいですが、例えてみるならば、「もちっと」した感触です。シューズが重たいわけではないのですが、クッションが足全体を受け止めてくれている感触があります。
安定感がある
ALTRAの特徴として、ゼロドロップのほかに、「フットシェイプデザイン」というコンセプトがあります。
通常のランニングシューズは前足部に向けて細くなっていくデザインですが、ALTRAのシューズは前足部に向けて広がっていくデザインとなっています。このことにより、前足部が自然に広がり、安定した着地を生み出すことにつながるようです。
使用した感想(ファーストインプレッション)
感想は端的に心地よく走れるシューズです。
個人的なことですが、ここ半年ほどランナー膝(腸脛靭帯炎)に悩まされており、20kmを超える距離を走ると、多かれ少なかれ痛みが出てしまう状況でした。(ひどいときは階段を降りるのもつらいほどです。)ただ、このシューズを履くようになってから、膝に限らずですが、体への負担が少ない状態で走ることができており、久々に30km走を行うことができ、痛みも特に出ない状態でした。そんな経緯もあり心地よくジョギングをする際に積極的に利用しています。
※なお、直前まで使用していたシューズはミズノのウエーブライダー23とOnのcloud flowでしたので、その2足との比較という観点の感想になってしまっているかと思いますが、予めご了承ください。
こんな人におすすめ
- 脚のケガに不安を抱えている人
- ベアフットランニングに興味がある人
僕自身もそうではありますが、ALTRAのコンセプトにもあるように、自然な走り方を実現することで、脚への負担も軽減することができます。結果として、ケガの可能性も減らすことにつながるのではないかと考えています。
ベアフットランニングに興味がある方が抱える一つの不安として、ベアフット用のシューズはクッションが少なくてケガにつながるのではないかという点があると思います。実際ベアフット用シューズはクッションが薄いものが多いと思います。一方で「ALTRA TOLIN 4.5PLUSH」ゼロドロップであるため、ベアフットシューズに近いコンセプトを持ちながらも、しっかりとクッションが搭載されているため、ベアフットランニングを導入するためのお試しとして利用するのもありかなと思います。
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