今回の山行のメインである南八ヶ岳縦走の2日目のレポートとなります。
コース概要
前日にテント泊した赤岳鉱泉から硫黄岳~横岳~赤岳を縦走し、赤岳鉱泉まで戻るルートです。今回は、特に横岳周辺の鎖場、岩場のルートに挑戦することが一番の目的でした。
前回のレポートはこちらです。
登山レポート
①赤岳鉱泉~硫黄岳
硫黄岳へは、赤岳鉱泉の裏手にあるこちらの標識に沿って進みます。
登り始めは樹林帯を淡々と進みます。途中いくつか沢を渡る箇所があります。登山地図でも注意箇所とされていることが多いので、気を付けて進んでください。
樹林帯のは中々代わり映えのない景色が続きますが、1時間ほど登ると赤岩の頭というスポットに到達します。この辺りから森林限界を超え、景色が一気に変わります。↓のように南八ヶ岳を一望することができます。
そこから30分程で山頂に到着します。
こちらが硫黄岳のシンボルでもある爆裂火口です。写真では何度も見たことがありましたが、やはり実物を見ると圧巻の景色です。
②硫黄岳~横岳
硫黄岳山頂から20分ほどで硫黄岳山荘にたどり着きます。小屋の裏手にはベンチなどもあり休ませてもらうことができます。山梨県側の景色が広がっています。
硫黄岳山荘から一登りすると横岳に近づいてきます。見るからにゴツゴツした岩場です。最初は手前の鎖を左側に降りていきます。
横岳の鎖場としてよく見かける鎖場です。鎖場だけ見ると難しそうですが、実は下に降りて歩くこともできます。
こちらもよく見かける横岳の鎖場です。今回のルートの中でも一番高度感のある個所でした。こちらは上の鎖場とは違い抜け道があるわけでは無いので、慎重に進んでいきます。写真だけ見ると怖い個所ではありますが、実際には足場がそれなりにあるため、そこまで慎重に進めば問題ないと思います。
その後も、鎖場、岩場を超えていき、横岳山頂に到達します。
③横岳~赤岳
横岳から八ヶ岳最高峰の赤岳を目指します。ここからも岩場、鎖場を超えていきます。
途中には急な鎖場もいくつかあり、気を抜けない箇所が続きます。
その後赤岳天望荘に到着します。ベンチもあるのでこの辺りで一度休憩し、最後の赤岳への急騰に備えるのが良いと思います。
赤岳天望荘からは急登が続きます。鎖が豊富に設置されているので、両手両足を使いつつ、鎖の力も借りながらワシワシ登っていきます。下半身だけでなく、上半身の力も使うことができるため、以外に体力の消耗は少なかったです。
赤岳山頂の直前で振り返ると、これまでに歩いてきた稜線を望むことができます。(天気が良いと)
そして赤岳山頂に到着です。山頂には標識の他、祠などもあります。
④赤岳~下山
赤岳山頂からは文三郎尾根を降りていきました。
文三郎尾根も急な岩場が続くため、鎖を使いながら慎重に下りていく必要があります。高度感はあまりないため、恐怖感はそこまでないかなと思います。
降りてきた道を振り返るとやはりゴツゴツした岩場に圧倒されます。
岩場を終えると、次は階段が続いていきます。時折ぐらっとする箇所もあるため慌てずに歩いてください。
階段地獄が終わると樹林帯に戻ります。ここまでくると大分穏やかな道になります。
樹林帯を歩いていくと、行者小屋にたどりつきます。ようやくほっと休むことができます。
行者小屋で休んだ後、テントを張っている赤岳鉱泉まで戻ります。赤岳鉱泉へは小屋の裏手にあるこちらの標識に従って、緩やかな下り道を進んでいきます。
30分ほどで赤岳鉱泉に無事戻ってくることができました。
赤岳鉱泉から、美濃戸口までは1日目と同じ道中のため割愛したいと思います。
下山後は、登山口の小屋でお風呂に入ることができるため、時間があれば汗を流していくのが良いと思います。
今回は、美濃戸口から少し距離がありますが、もみの湯という温泉に立ち寄ってから帰りました。そちらのご紹介はまた別で行いたいと思います。
まとめ
以上2回にわたり南八ヶ岳の縦走ルートのご紹介をしました。以前、赤岳に登った時は、天気予報が良かったものの、実際には雨に近い霧で展望がなく残念でしたが、今回は天気にも恵まれ、とても充実した参考となりました。
茅野市の観光HPでは八ヶ岳の登山者に向けた情報がまとまっていますので併せてご覧頂くと良いと思います。
https://navi.chinotabi.jp/feature/trekking/
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