神奈川県の丹沢の中でも高い人気を誇る「塔ノ岳」に登ってきましたので、そちらのレポートをお送りします。
コース概要
塔ノ岳は神奈川県秦野市にある標高1,491mの山です。表丹沢の中で最も高い標高を誇る山でもあります。
塔ノ岳への登山ルートは、大倉バス停を起点にするルートとヤビツ峠を起点にするルートがメジャーです。今回はバスの時刻を鑑み、大倉バス停からピストンのコースを選択しました。こちらのコースは、標高差約1,200m、全長約7kmのコースで、バカ尾根と呼ばれることも多いほど、ひたすら階段が続いていくルートです。トレーニング(修行のような)で訪れる方も多いようです。
一方で、ヤビツ峠を起点とする表尾根縦走コースは、ガレガレの道や、ちょっとした鎖場など様々な表情を見せてくれるルートで、こちらも魅力的なルートです。ヤビツ峠までは秦野駅からのバスの本数が限られているため、訪れる際は事前に調査が必要です。
登山口までのアクセス
大倉バス停までは、小田急線 渋沢駅からバスが出ていますので、そちらを使うのが便利です。
都心からのアクセス(概要)
<新宿>ー(小田急線 約1時間20分)→<渋沢駅>
ー(バス 約15分)→<大倉バス停>
ちなみに、都心から丹沢方面に向かう方には、「丹沢・大山フリーパス」というフリーパスを利用するのがおすすめです。
https://www.odakyu-freepass.jp/tanzawa/
コースタイム
チェックポイント | 標準コースタイム | 実績 |
---|---|---|
①大倉バス停 | – | 08:00 |
(大倉バス停~堀山の家) | 02:05 | 01:50 |
②堀山の家 | – | 09:50-10:00 |
(堀山の家~花立山荘) | 01:00 | 00:40 |
③花立山荘 | – | 10:40-10:50 |
(花立山荘~塔ノ岳山頂) | 00:45 | 01:10 |
④塔ノ岳山頂 | – | 11:10-11:50 |
(塔ノ岳山頂~花立山荘) | 00:35 | 00:25 |
⑤花立山荘 | – | 12:15-12:20 |
(花立山荘~堀山の家) | 00:45 | 00:20 |
⑥堀山の家 | – | 12:40-12:50 |
(堀山の家~大倉バス停) | 01:45 | 01:10 |
⑦大倉バス停 | – | 14:00 |
合計 | 6時間55分 | 6時間 (休憩:1時間15分含む) |
登山レポート
①大倉バス停~花立山荘
今回は08:00に大倉バス停を出発しました。平日ということもあり、そこまで人の数は多くなかったです。
大倉バス停からは、10分程舗装路を山のほうに向かって歩いていくと登山口があり、本格的な登山道が始まります。
本格的な登山道に入るとスタートからひたすら登り坂が続きます。前半戦は樹林帯が中心となりますので、景色はあまり変わらず淡々と登ります。時折平坦な道もありますが、ほとんどが登りです。
こちらの写真のような上り坂や、ひたすら階段が続いていく道などただただハードです。
道中は所々に茶屋があり、ベンチで休憩できますので、休憩を挟みながら登っていくことをお勧めします。
途中堀山の家のベンチの近くでは富士山の姿を見ることができました。このタイミングで少し癒されることができます。
堀山の家からさらに一登りすると花立山荘に到着します。このあたりから樹林帯を抜けてきます。
②花立山荘~塔ノ岳山頂
花立山荘からも登りは続きますが、ここまでの道に比べると若干平坦な道も増えているように思います。ただ、道自体はガレガレの道も増えてきますので、注意しながら登る必要があります。
この辺り(6.2km/7.0km地点)までくると、やっと塔ノ岳の姿を目にすることができます。ここからは、木道が整備されている箇所もあり、歩きやすくなってきます。
最後の階段を一登りすると無事塔ノ岳山頂に到着です。山頂には絶景が広がっていました。
塔ノ岳山頂は広々としており、ベンチもたくさんあるので、関東近郊の中でも特に調理をしやすい山ではないかなと思います。
持ち物・装備
荷物・装備は以下となります。冬場ですので、厚手フリースや、チェーンスパイクなどお守りとして持っていきましたが、季節外れの暖かさで登場しませんでした。
ウェア
- ドライナミックメッシュ
- 半袖Tシャツ
- 薄手フリース(R1 フーディ)
- 化繊ジャケット
- 厚手フリース
- 薄手ロングパンツ
- 手袋
- ワークキャップ
食料
- カレーメシ
- カロリーメイト
- 行動食
- 塩分タブレット
- 水2k
- お湯200ml(サーモボトル入り)
道具
- やかん
- スプーン
- ガスストーブ
- 地図
- コンパス
- マスク
- レインウェア
- チェーンスパイク
- トレッキングポール
- マット
- ウェットティッシュ
- 消毒スプレー
- ヘッドランプ
- 熊鈴
- モバイルバッテリー
着替え
- Tシャツ
- 下着類
- 靴下
- タオル(温泉用)
下山後のお風呂
下山後は渋沢駅までバスで戻った後、小田急線で東海大学前駅まで行き、そこから徒歩5分程の場所にある「秦野天然温泉 さざんか」で汗を流しました。
https://onsen-sazanka.com/
広々としており、登山後にぴったりです。塔ノ岳登山後はいつもこちらに訪れています。
いつもであれば温泉レポートもしたいところではありましたが、ちょっとしたハプニングもあり今回は省略したいと思います。
まとめ
以上、丹沢塔ノ岳の大倉尾根コースピストンの登山レポートをご紹介しました。非常に足腰に負担のかかるコースではありますが、山頂には絶景が待っていますので、トレーニングもかねて行ってみてはいかがでしょうか。
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