仙丈ケ岳登山レポート②となります。前回はテント場までのご紹介でしたが、今回は実際の登頂のレポートです。
仙丈ケ岳登山の概要
仙丈ケ岳はアルプス登山の入門として挙げられることも多く、ルートは歩きやすい場所がほとんどです。ただ、時折、急な登り下りや、稜線上の簡単な岩場などあるため、注意が必要です。なお、山のグレーディングでは体力度3(日帰りが可能)、技術的難易度C(地図読み能力、ハシゴ・くさり場などを通過できる身体能力が必要)に区分されています。
コースタイム
チェックポイント | 標準コースタイム | 実績 |
---|---|---|
①長衛小屋(テント場) | – | 05:00発 |
長衛小屋~大滝ノ頭 | (02:00) | (01:20) |
②大滝ノ頭(5合目) | – | 06:20着-06:20発 |
大滝ノ頭~小仙丈ケ岳 | (01:00) | (00:40) |
③小仙丈ケ岳 | – | 07:00着-07:10発 |
小仙丈ケ岳~仙丈ケ岳山頂 | (01:20) | (01:00) |
④仙丈ケ岳山頂 | – | 08:10着-08:20発 |
仙丈ケ岳山頂~仙丈小屋 | (00:15) | (00:10) |
⑤仙丈小屋 | – | 08:30着-08:45発 |
仙丈小屋~大滝ノ頭 | (01:30) | (01:15) |
⑥大滝ノ頭(5合目) | – | 10:00着-10:00発 |
大滝ノ頭~長衛小屋 | (01:20) | (01:10) |
⑦長衛小屋(テント場) | – | 11:10着 |
合計 | 7時間20分 | 6時間10分 (休憩35分含む) |
レポート
長衛小屋~仙丈ケ岳山頂(登り)
登りは朝5時頃に出発しました。大きい荷物はテントに置いていくことができるため、最低限の荷物(レインウェア、ミドルウェア、水、行動食、貴重品)のみをサブザックに詰めて、登りました。
前半(~小仙丈ケ岳)は樹林帯の登り道が続いており、歩きやすい道がほとんどではありますが、体力的に結構ハードではあると思います。
大滝ノ頭では、小仙丈ケ岳方面と馬の背方面の分岐があります。
今回は直進し、小仙丈ケ岳方面に向かいました。
大滝ノ頭(5合目)少し過ぎると一気に樹林帯を抜けて、開けてきます。急登ではありますが、景色が広がっていることもあり、サクサクと登ることができました。そこから1時間もかからないほどで、小仙丈ケ岳に到着しました。小仙丈ケ岳からは、甲斐駒ヶ岳の雄姿を見ることができます。
小仙丈ケ岳から、仙丈ケ岳の山頂までは、稜線歩きとなります。僕が行った日は、怪しい天気でしたので、時折、風が強く吹きつけるような状況でした。簡単な岩場なども少し越えながら、歩いていき1時間ほどで、仙丈ケ岳に到着しました。
仙丈ケ岳山頂のすぐ手前で、日本の標高1位(富士山)、2(北岳),3(間ノ岳)を写真に収めることができました。
仙丈ケ岳山頂~長衛小屋(下り)
下山は小仙丈ケ岳経由ではなく、仙丈小屋、馬の背経由で、大滝ノ頭に戻るルートを選択しました。
仙丈ケ岳山頂から、少し下ると仙丈小屋に到着します。仙丈小屋では200円でトイレを借りることができます。また、小屋の前にベンチが用意されていますので、少し休憩をしました。
その後、仙丈小屋から馬の背ヒュッテまではひたすら下りとなります。馬の背ヒュッテの近くに分岐があり、北沢峠に直接下るルートと、大滝ノ頭経由のルートがあります。テントを長衛小屋に置いてありますので、大滝ノ頭方面に向かいました。何カ所か渡渉する箇所がありますので、注意が必要です。下の写真のように雪がしっかりと残っている場所もありました
大滝ノ頭からは、登った道をそのまま下り登山口まで辿り着くことができます。
下山後
下山後は長衛小屋で、お昼ご飯をいただき、テントを撤収し、バス停に向かいました。
バス乗車後すぐに小雨が降りだしていたので、ほっとしました。
この時は訪れることができなかったのですが広河原~甲府駅途中のターミナルバス停である芦安駐車場の近くには温泉がありますので、立ち寄ってみるも良いと思います。
参考リンク:http://yamanashikotsu.co.jp/alps_lodge/
まとめ
以上、仙丈ケ岳の登山レポートを2回に分けてご紹介しました。アルプス入門向けにも適していますし、テント場もバス停から近く、テント泊デビューにも向いているのではないかなと思います。
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