アディダスのランニングシューズ「アディゼロ」シリーズ。その中でも、日々のトレーニングからレースまで対応できる万能モデルが「アディゼロボストン」です。実際に走って試した感触をもとに、ランナー目線で徹底レビューしていきます。
アディゼロボストン12の概要
アディゼロボストン12は、アディダスの“トレーニングとスピードの両立”を追求したモデルです。トップアスリートのトレーニング用として開発されつつも、市民ランナーにも扱いやすいバランス性能を持っています。クッション性と反発力の両立を図ったミッドソール設計が特徴で、サブ4〜サブ3.5を狙う中級者ランナーに特におすすめの一足とされています。
アディゼロボストン12の特徴
1. エナジーロッドによる推進力
前作に引き続き、カーボン混合のエナジーロッドを内蔵。足の中足骨のように配置されたこのロッドが、着地から蹴り出しまでの流れをスムーズにサポートし、推進力を高めてくれます。
2. ハイブリッドミッドソール構造
ミッドソールには、軽量で高反発な「Lightstrike Pro」と安定性に優れる「Lightstrike 2.0」の2層構造を採用。前足部に多く配されたLightstrike Proがスピード走行をサポートし、後足部は安定性と衝撃吸収を担います。
3. 耐久性のあるアウトソール
Continental™ラバーのアウトソールは、優れたグリップ力と耐摩耗性を兼ね備えており、あらゆる路面コンディションでも安心して走行可能です。
細部の紹介
今回、25.5cmを購入しましたが、普段から、25.5cmがちょうどよい僕にとっては、ジャストフィット~ややゆるいくらいのサイズ感でした。以前から利用しているアディゼロSLでは、25.5cmでもやや窮屈な感じですので、同じアディダスでも可能であれば、試着することをお勧めします。

全体的な形状は↑の通りです。いかにもアディダスなデザインです。

アッパーは、伸縮性があまりないものの軽量な素材を利用しています。

ミッドソールには軽量勝つ反発性のあるLIGHT STRIKE PROを採用しています。

アウトソールには耐久性のあるContinental™ラバーが採用されています。

シュータンは薄い形状のものが採用されています。
走ってみた感想
まず最初に、軽い履き心地を感じることができました。普段デイリートレーナーと呼ばれるシューズを履くことが多いため、それらのシューズと比べると軽さを感じます。
次に、スピードの出しやすさが特徴的です。個人の感じ方によりますが、普段キロ6分程度で走ることの多い僕にとっては、同じ出力具合でキロ20秒ほど速く走ることができました。
まとめ
アディゼロボストン12は、スピードトレーニング〜レース対応の高性能ランニングシューズです。中級者がメインターゲットに思いますが、僕のような初心者からのステップアップのためのシューズとしてもお勧めです。ぜひ試してみてください。
2025年6月に最新モデル アディゼロボストン13が発売となりました。こちらもぜひご覧ください。
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